休日の過ごし方に正解はない。
遠くへ出かける日もあれば、
家の近くでのんびり過ごす日もある。
この日はどちらかというと後者だった。
特別なイベントがあったわけでもない。
でも振り返ると、
なぜか心に残る一日になった。
かふぅはお留守番の日
最近少し疲れが溜まっていたのか、
この日のかふぅは朝からよく眠っていた。
無理に連れ回すより、
家でゆっくり休ませてあげた方が良さそうだ。
そう思って、
昼過ぎから久しぶりに夫婦二人で出かけることにした。
何気ない夫婦の時間
コインランドリーへ行き、
そのあとお気に入りのラーメン屋さんへ。
特別な場所ではない。
でも最近は、
どこへ行くにもかふぅが一緒だったから、
夫婦二人だけで過ごす時間は少し久しぶりだった。
犬との暮らしは楽しい。
だけど、
こうして夫婦だけで過ごす時間もまた大切なんだなと感じた。
どちらかが大事なのではなく、
どちらも大事。
そんな当たり前のことを、
改めて思い出した休日だった。
今日の夕飯はポッサム
買い物をして家に帰り、
夕飯は蒸籠を使ってポッサムを作ることにした。
最近少しずつ蒸籠料理にハマっている。
野菜を切って、
肉を並べて、
湯気が立つのを待つ。
それだけなのに、
なんだか少しだけ豊かな気持ちになる。
休日らしいゆっくりした時間が流れていた。
夏の匂いがした夕方
夕飯の準備を始める前に、
かふぅを連れて散歩へ出た。
昼間より少し気温が下がり、
歩きやすくなった夕方。
ふと空を見上げると、
夕日が街をオレンジ色に染めていた。
かふぅの毛並みも、
夕日に照らされていつもより少し輝いて見える。
その瞬間、
なんとなく思った。
「ああ、夏が来るんだな」
と。

少しだけ遠回り
特別な景色があったわけではない。
いつもの散歩道。
いつもの住宅街。
いつもの夕方。
それなのに、
なぜか帰るのがもったいなく感じた。
だから少しだけ遠回りをした。
かふぅは楽しそうに歩き、
僕もその時間をもう少し味わいたかった。
急ぐ理由なんて何もない。
ただ歩くだけの時間。
でも、その時間が妙に心地良かった。
休日を楽しむということ
以前は、
休日を楽しむということは、
「どこかへ行くこと」
だと思っていた。
でも最近は少し違う。
大切なのは、
予定の多さじゃない。
その時間をちゃんと味わえたかどうかなんだと思う。
夫婦で過ごした時間。
かふぅとの散歩。
夕日に照らされた街並み。
夏の始まりを感じた空気。
どれも特別な出来事ではない。
でも、
振り返ると確かに特別だった。
そんな休日が、
僕は好きだ。
しっぽが揺れる場所に、休日がある。

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